Jリーグ開幕前はいつも落ち着かない
J1から降格してメンバーも入れ替わり、船越監督のもと100年構想リーグで新しい新潟のチームスタイルをお披露目。序盤は戦術が見えてこず不安な内容でしたが結果的にリーグ戦2位、全体の順位7位と成績としてはすばらしい内容でした。
私は新潟生まれで現在はドイツ、デュッセルドルフで暮らしていまして、2020年からアルビレックス新潟を熱狂的に応援するようになりました。
新潟に注目するようになったきっかけ
私が新潟に注目し始めたのは2020年。この時はアルベルト監督の下、ボールを大事にするポゼッションサッカーが魅力的で見ていて理解しやすいチーム戦術。そのチームスタイルを貫いてのちのJ1昇格につながるわけです。
なぜ注目したのかといえば、当時のTwitterで「J2の生態系を破壊している選手がいる」と見かけたことがきっかけ。本間至恩は私に衝撃を与えました。新潟出身で若く、小柄なのにえぐいシュートを打つ姿がどこか誇らしく感じていました。
ドイツでJ2を見る方法は、DAZN契約+VPNを繋ぐことでしか見られません。そのため新規ファンの私にとって非常にハードルが高かったです。Googleで新潟の試合スコアをスマホ画面表示にしながら結果を追い、ハイライト映像を仕事の休憩時間で見るのが何よりも楽しみにしていました。
昔、中村俊輔がセルティックでプレーしていた頃映像が見れなかったのでテキスト速報で試合を追っていましたが、それを思い出しました。
中学時代にはじめて触れたアルビレックス新潟
そもそもアルビレックス新潟を知ったきっかけは中学1年の時。
クラスの友達が何の前触れもなく「これもらって!」とアルビレックス新潟のステッカーを私の筆箱の中に入れました。今になって調べたらちょうどアルビレックス新潟がJ2優勝、初J1昇格をする年だったので驚きました。サッカーに全く興味がなくその時はまったく注目していなかったですが、その友達のような行動がアルビレックス新潟にサポーターが多い理由のひとつになっているんだなとわかります。
高校時代に初観戦を達成
新潟から埼玉に引っ越しをし、高校時代は一変してサッカーどはまり
ウイイレ全盛期だったのでマスターリーグで新潟を強くして遊んでいました。そこで自然と選手の名前を覚えていきました。酒井高徳、田中亜土夢、本間功がいた頃ですね。
新潟にいた頃は実家が南魚沼市で新潟市まで距離があり、ビッグスワンへは行ったことがなかったですが、埼玉に引っ越して大宮アルディージャが近くにあり、新潟の試合を初観戦しました。
ドイツに移住して気付いた地元クラブの良さ
デュッセルドルフに住んでいると、週末はサッカー一色。NRW(ノルドラインヴェストファーレン州)はサッカーの強豪が集まる地域で、中央駅付近では周辺地域のサッカークラブのユニフォームを着ている人で溢れます。
中でも目に付くのが地元チームであるフォルトゥナデュッセルドルフ。去年ブンデスリーガ3部に降格してしまいましたが、1部と2部を行ったり来たりするほど力のあるクラブで熱狂的なファンが多いです。
街中のデパートには必ずフォルトゥナデュッセルドルフのグッズが売っているし、チームを宣伝した路面電車が走り、住宅街にはチームフラッグをよく目にします。
私もブンデスリーガの試合を見に行きますが、あくまで試合を楽しみに行くだけなので勝ち負けに熱狂できない虚しさというものがあります。
日本に帰るときは必ず新潟の試合を見に行っていますが、ビッグスワンに行ったときはドイツで感じることのできない高揚感に満たされ、毎回幸せを感じています。
新潟のJ1昇格は悲願:2022年の感動をもう一度
J2の試合を見る方法がなくテキストで追っていましたが、たまにYouTubeのJリーグインターナショナルのチャンネルでフルタイムで試合を見ることができました。
2022年J2リーグの新潟はアルベルト監督から松橋監督に代わり、シーズン序盤はなかなか勝てない、そのうえ本間至恩がシーズン途中で移籍、高木善明が大怪我をするなど最後まで不安と隣り合わせ。
勝てばJ1昇格が決まるホーム仙台戦をJリーグインターナショナルがライブ配信を行っていて、奇跡的にアルビレックス新潟のJ1昇格を見届けることができました!
冷静に考えて2026年J2リーグでの昇格は難しいミッション
2025年のJ1リーグの戦い方を見ても、シーズン終盤にかけてチーム力が縮小していったように感じました。特に入江監督に代わったリーグ後半戦は、戦術も闘争心も他のクラブと比べて十分ではなかったし、巻き返すという空気が失われていくのを個人的ですが感じてしまっていました。
100年構想リーグでは心機一転、大きくメンバーも変わり監督も代わって、シーズンを通じてチームスタイルを構築していけたのはかなりプラスの材料と言えます。
ただ、J1昇格は難しいミッションです。
2022年、アルビレックス新潟が昇格した年の状況と比較すると楽観視はできません。
| 2022年 | 2026年 | |
| 監督 | 松橋力蔵 Jリーグ監督未経験 コーチとしてアルベルト前監督のサッカーを熟知、全員戦力 | 船越優蔵 Jリーグ監督未経験 年代別代表を指揮、過去新潟でプレー、ボスとしてチームをまとめる役割に期待 |
| 主な主力メンバー | 伊藤涼太郎 三戸舜介 本間至恩 高木善明 小島亨介 他 | ゲリア 奥村仁 大西悠介 マテウスモラエス バウマン 他 |
| チームスタイル | ポゼッションサッカー | ショートカウンター |
2022年の新潟は長期的にポゼッションサッカーを構築し、すでにチームの土台が出来上がっていました。一方、2026年、チームは真逆と言っていいカウンターサッカーに切り替えている段階でありチームに浸透しているとはまだ言えないでしょう。そしてスタイルを変えてからまだ1年も経っていないというのは普通に考えて土台作りには短すぎます。
次に所属メンバーです。2022年の新潟はJ2リーグ所属でこれだけのタレントがそろっていました。チームスタイルが固まっていたとはいえ豪華すぎる面々が所属しています。誰か一人でも欠けていたら昇格はできなかったかもしれないほど、J2リーグは難しい。
監督交代して直後、チームスタイルも大きく変えてプレーオフ圏内を目標としたとき、今のところ簡単な話ではないと思います。新潟はJ2所属クラブの中ではチーム人件費が高い方に位置しているので、今は船越監督のサッカーを十分チームに浸透させ、2,3年以内に昇格というのが現実的ではないでしょうか。
J2では怪物級の選手が新潟にはいる!
とはいえ今の新潟は所属メンバーには非常に恵まれていて、J1でも戦える戦力があると思ってます。
GK バウマン
まず去年と比べて大きく戦力アップしたのがゴールキーパーでバウマンのセービング力には全員が驚いたのではないでしょうか!
DF ジェイソンゲリア、藤原奏哉
ディフェンスではオーストラリア代表のゲリア。ワールドカップ選手がJ2でプレーしている事実が現実に起きています!ドイツでオーストラリア戦を見ていましたが、ゲリアの所属クラブに触れられる場面もあり感動していました。
そして我らがキャプテン藤原奏哉。J1でも屈強なサイドアタッカーを自由にさせない安定したプレーにここぞという場面のゴールなど、新潟には欠かせない選手です。
MF ダニーロゴメス
サイドアタッカー、ダニーロゴメス。大怪我で去年の半ばからチームを離脱していましたが、ようやく復帰の兆しが見えた模様。J1でも相手サイドをめちゃくちゃに破壊して数々のチャンスメイクをしていました!
FW マテウスモラエス
100年構想リーグでチーム得点王のマテウスモラエス。J1でもゴールを奪い、出場すれば何かしらやってくれる選手です。スターな感じが日常のSNS発信からもにじみ出ています。
大化けしそうな注目選手 奥村仁
怪物級選手を挙げさせてもらいましたが、個人的に大ブレイクを予想する選手がいます。
奥村仁は2026年J2リーグで大ブレイクを予想します!
100年構想リーグでは数字では結果が出なかったですが、積極的な守備、仕掛け、ドリブル突破など機敏な動きができて本間至恩のような雰囲気を感じる場面がありました。
慣れない戦術で苦労している感じはありますが、うまくハマればシュートもうまいので数字で結果が出てくると思います!
まとめ J1で活躍する新潟を見たい
日本を離れ地元クラブの魅力に気付けたことで、アルビレックス新潟を応援できる幸せ。
今のJリーグは欧州に比べまだまだクラブ規模の差が開いておらず、新潟のような地方クラブでも上位に居続けることは絶対に可能です。詳しいことはわかりませんが、30年経済成長していない日本+Jリーグの運営が影響しサッカークラブがなかなか成長できていないのかと思います。
アルビレックス新潟が今年J1に昇格するのは難しいミッションですが、サッカーは何があるかわかりません。私を含めプレイスタイルが変わり以前より楽しくないと思う人もいるでしょう。ただ戦術が浸透していけばまた楽しいサッカーが見られるはず。
今年昇格するかもしれない。できなくても数年という長いスパンで見守る。
信じて応援しましょう!

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