ドイツ無期限ビザ(永住許可証) Niederlassungserlaubnis 申請・取得までの流れ 2024年度版

ネクト

この記事はドイツで働いて5年以上の方向けの内容だよ！

「無期限ビザ」、「永住ビザ」と呼ばれている Niederlassungserlaubnis の取得方法についてまとめました。簡単に言うと、ドイツで年金保険を６０ヶ月支払い済み尚且つドイツ語 Integrationskurs B1の修了証書を持っていることで申請できます。

ちなみに私の場合、Integrationskursを受けずに申請できたので後ほど紹介します。

デュッセルドルフのNiederlassungserlaubnis申請までの流れや年金機構などの各専門機関、外国人局への連絡方法などを詳しく説明しているので参考にしてほしいです。

Niederlassungserlaubnis(永住許可証)とは？

Niederlassungserlaubnisには様々な種類がありますが、ここで紹介しているのは「allgemeinen Erteilungsvoraussetzungen(一般要件)」です。これは状況によって申請するものが変わるので一般的な申請方法を紹介します。

Niederlassungserlaubnisは、ドイツで60ヶ月(5年)の年金保険料を納め、十分なドイツ語レベルを持っていることで申請ができます。Niederlassungserlaubnisを取得することで、毎回の更新がパスポートを更新するタイミングとなります。（5年または10年に一度）

Niederlassungserlaubnis取得のメリット：ビザの更新頻度が減る

ドイツに来て初めて働くために申請する就労ビザ(就労による滞在許可)は、半年～3年で毎回更新となり、職場を変える際にも申請をし直さなければなりません。手間もお金もかかるので、早めにNiederlassungserlaubnis切り替えをおすすめします。

Niederlassungserlaubnisの申請の前に、前提条件と必要書類は以下の通りです。

無期限ビザ申請に必要な前提条件を訳してみるとだいたいこんな感じ。ドイツに5年以上住んでおり、仕事と住居、収入があってドイツ語力がある程度あり、犯罪を犯していなければ問題になることはないという解釈でいいと思います。

無期限ビザ申請に必要とされる資料はこんな感じ。実際には審査にいらないもの、逆にこれ以外に必要なものがあるので直接確認することをおすすめします。

生計手段を証明するもの。Gehaltsabrechnung（給与明細）/ Rentenbescheide（年金明細）/ Unterhaltsleistungen Dritter（第三者からの養育費）など
Mietvertrag（賃貸契約書）、またはNachweis über Wohneigentum（持ち家の証明）
Rentenversicherungsverlauf（年金保険履歴証明書）
該当する場合は、Integrationskurs（統合コース）の修了証明書
Arbeitsgenehmigung（労働許可証）/ Berufsausübungserlaubnis（職業許可証）/ またはその他有給雇用の実施に必要な許可証
必要な場合は、Schwerbehinderten-Ausweis（身体障害者手帳）
該当する場合は、Schulbescheinigung oder Ausbildungsnachweis（学校証明書または学歴証明書）
期限が有効なパスポート
Biometriefoto（証明写真）
カード発行料（€113）※2024年4月現在

注：この他にも必要に応じ提出書類が必要になる場合があります。

実際に上記以外では、以下のものを提出しました。