ドイツで親知らずを抜いたので抜歯までの流れと注意点をまとめました。
外国で歯の治療って怖いですよね、私はもともと歯医者が苦手だったので猶更近寄ろうともしませんでしたが、とうとう親知らずが痛くなり歯医者に行くことになりました。
親知らずを4本抜かなくてはならないと診断されたので覚悟を決めて治療を受けることに…!
親知らず抜歯までの流れは本文で書いていきますが、
結論として、
・抜歯は両側ではなく片側ずつ行ったほうがいい。
・手術自体何にも心配はないので怖がらなくて大丈夫。
・手術を受ける際は必ず土日を挟みましょう。
注意点はこれだけ。
抜歯を必ず片側から行ったほうがいい理由
私が術後もっとも苦労したのは食事です。
手術後は麻酔も切れていないまま家に帰されるので、ご飯は麻酔が切れてからでないと食べてはいけません。痛みを感じないため危険だからですね。
1日目
術後間もないと食事をとろうなんて思えません。出血で口のなかが血の味で気持ち悪く、うがいをしてはいけないのでしばらくは口の中にたまった唾液を出すことになります。私の場合は、術後止血もせずに保冷材だけもらって家に帰されたのでしばらく出血が止まりませんでした。鏡を見てある程度血が固まってきたのを確かめたら水を飲むために慎重に口の中をすすぎます。
片側ずつ手術した方がいい理由は、処置をしていない方で食事ができるからです。
これは安心感も得られます。
もし両方同時に抜歯していたら食事はおろか、水ですら安心して飲めなかったと思います。恐らく片側のみの処置よりも口が空けづらくなっているだろうし、痛みにも耐えなければならないので地獄を見ると思います。
夜になってさすがにお腹が空いたので、買っておいたヨーグルトを食べます。手術後初めて口にする食べ物はヨーグルトがいいと思います。あとは栄養を取るためにプロテインもおすすめです。
歯磨きは初日は控えます。まず口が開かないので口内の様子が見えにくく傷口を傷つけてしまう恐れがあるのでやめましょう。どうしても気になる場合は処置をしていない片側、歯茎を中心にゆっくり歯磨きしましょう。
歯磨き粉は使ってはいけません。
痛み止めを必ず飲んで寝ましょう。
2日目
2日目になるとしっかり傷口に血餅ができているので、口のなかも血の味が薄れていきます。しっかりと朝ごはんを食べて痛み止めを飲みましょう。
- おすすめの食事は、
- 煮詰めて柔らかくしたリンゴ
- 噛まなくていいくらい細かく切ったバナナ
- ヨーグルト
- スープ
- レーズンパン など
食事は噛まなくてもいいものを食べましょう。
この頃になると人によっては発熱することがあります。これは術後自然に起こることなので心配はいりません。ただ、術後仕事に行かなければならない場合は病欠許可証?(Krankenschein)日本語の名前がわかりませんがその証明書をもらって休んだ方がいいです。私は木曜日に手術をしたので金曜日は出社しましたが昼過ぎから熱っぽくなり大変な思いをしました。
2日目になって頬の腫れが酷くなります。マスクをすれば問題ありません。
3日目
段々良くなっている兆しはありますが頬の腫れは酷くなります。この日からは冷やさなくてよくなります。
傷口はまだ痛みますが無理のない程度で食事を噛んで食べれるようになります。私は2日間ろくに食事ができなかったのでその分たくさん食べることができました。
口の中に血が混じることがほとんどなくなるので、この日の朝から歯磨き粉を使って歯磨きをしても大丈夫です。引き続き傷口に触れないように注意します。
しかし、術後の影響かその日は頭痛に悩まされて辛い思いをしました。
・手術自体何にも心配はないので怖がらなくて大丈夫
手術までの流れ
奥歯が痛くなって染みる感じが強くなり歯医者へ行きました。検査をしてもらい親知らずを抜くように診断されます。
手術は別の病棟で行うらしく1週間後に予約を取ってもらい、再度検査を受けました。
検査の結果、4本抜くことを勧められ、医者の勧めで2本ずつ日を分けて手術することに。
1週間後に手術の予約をしました。
手術当日、診察室で麻酔を打ってもらい直ぐに手術開始。
麻酔は5,6カ所に打たれすぐに感覚がなくなります。この注射をブスブス刺すので結構いたい・・・
下の歯から抜歯を開始しメスで何やら歯茎を切っている様子。もちろん感覚はありません。それからドリルでガリガリ削っていきます。一度苦しくなりましたがそれっきり何にも起きず下の親知らず抜歯が完了。多分15分くらい。
上の歯の抜歯はまた大きく異なり、ペンチのようなもので思いっきり引き抜こうとします。顔を押さえつけれて力いっぱいに引き抜こうとするので怖いかもしれません(笑)
ミシミシと聞こえますが全く痛くないので身を任せましょう。上の歯は10分ほどで終わり、糸で縫って手術終了です。
口の中に唾液だか血が溜まっていて会話しづらいまま家に帰されます。
手術を受ける際は必ず土日を挟みましょう
親知らずを抜くことになったら必ず土日を挟みましょう。仕事を長期間休むことに抵抗があったり、職業上長く休みを取りたくないことがあると思います。無理して仕事に行くことは得策ではないので、しっかり休める期間を確保したうえで手術に臨みましょう。
食事も2,3日は思うように摂れないです。外出を避け落ち着ける環境を整えましょう。
まとめ
・抜歯は両側ではなく片側ずつ行ったほうがいい。
・手術自体何にも心配はないので怖がらなくて大丈夫。
・手術を受ける際は必ず土日を挟みましょう。
注意点はこれだけ。
割とあっさり手術は終わるので身構えることはありません。
それに30歳を超えても問題なく抜歯できますので、まだ抜いてない方はこれを機に準備をしてみてはいかがでしょうか。
虫歯にかかるリスクを考えたら早めの親知らず抜歯をお勧めします。
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