読者の悩み
- ドイツ語の文法はできるけど会話が苦手・・・
- 言いたいことが伝わらず短い返答しかできない
- ドイツ語学校でまわりはどんどん上達していって置いてけぼりになりそう
ドイツ語を勉強していると誰もが会話力という壁にぶつかってしまいます。
理由は、多くの人がまず文法や格変化、動詞の活用といった基礎のみに重点を置いてしまうから。
この記事を読んでいる方のほとんどが、自身の会話力に満足していないかと思います。
けど安心してください。会話力は3つの意識をすることで上達します。
会話力を上達させる3つの意識
- 意識①:「意味が伝わらない恐怖」を捨てる
- 意識②:「成長している自分」を意識する
- 意識③:「インプットだけ」で終わらない
私もドイツ語で会話力が伸びないことで悩んでいましたが、3つのことを意識するようにしたらドイツ語の会話力を大幅に伸ばすことができました。
ドイツ語のコミュニケーションアップに役立つ内容だと思うのでぜひ参考にしていってほしいです!
なぜドイツ語の会話力に追いつけなくなるのか
そもそもなぜ語学学校でドイツ語の会話力にだんだん追いつけなくなるのでしょうか?
理由①:中高で英語を文法重視で学習してきた名残がある
英語を中学校、高校で勉強する際、初期の段階こそ会話やリスニングを多く勉強しますが、だんだんと文法や作文を中心に勉強していくようになりますよね。そうすると会話力が伸びません。
理由②:語学学校では自発的にならないと会話力が伸びない
これは意外と盲点かもしれませんが、語学学校でもドイツ語文法中心に勉強します。
授業はドイツ語で行われるじゃん!と思うかもしれませんが、授業では先生とどんな会話をするでしょう?
おそらく授業中の会話の大半はこのような会話がほとんどです。
授業での主な会話
- 週末はなにをしましたか?
- 問題①の答えは何ですか?
- なんでその答えを選びましたか?
- weilを使って文を作ってみてくれる?
- この単語の意味を説明してくれる?
- ドイツではこうだけど日本ではどう?
このようにドイツ語学校で話す会話はあくまで教室内の会話。教科書の内容やリスニングの問題の難易度はもちろん上がっていくのでドイツ語力が追い付かなくなります。
ドイツ語が伸びていく人は、積極的に手を挙げて質問やわからないことを聞くということを毎日しているから伸びていきます。もしくはドイツ語と語源が似ている母語を話す人たちです。
こうしてだんだんと、ドイツ語は読めるけど喋れない、聞き取れないという現象が起こります。
ですが安心してください。裏を返せば、会話に関しては独学でも上達するってことになりますね。
さて、本題の「会話を上達させるための3つの意識」を見ていきましょう!
意識①:「意味が伝わらない恐怖」を捨てる
意識すること1つ目は、「意味が伝わらない恐怖」を捨てることです。
まずはこの恐怖を捨て去りましょう。この恐怖がなくなれば一気に会話が上達します。
意味が伝わらない恐怖とは例えば、
- 意味が伝わらなかったら恥ずかしい
- 何度言っても相手が理解しないかもしれない
- 相手に迷惑をかけてしまうかも?
といった不安のこと。
もし外国人が自分に話しかけてきたとします。まずは相手が伝えたい内容を理解しようと耳を傾けるはずです。そして、どうしても急な用事がない限り迷惑ではありませんよね。
ドイツ語は世界的に見ても難しい言語
自分は超絶難しい言語習得に挑戦していると考えると少し気が楽になりませんか?
ドイツ語は、世界的に見ても習得が難しい言語とされています。
さらに世間的に言われている「日本人は語学習得が苦手」というものですが、ヨーロッパ語族の言語を日本語を母国語とする日本人が習得することは苦手に決まっているんです。
会話は挑戦すればするほど上達します。
ただ、会話力は場数をこなさないと決して上達しないし、そもそも会話をするためには言葉を発さないと成立しません。
サッカーに例えると、リフティングの仕組みやコツばかり学んでも実際にはすぐにできません。
前もって準備しておきたいこと
それでも自身がないと感じる場合は、以下のことを前もって準備しておくと会話の手助けになります。
発音を少しだけ意識
沈黙したときの対処法
知らない単語を説明できる言い回し
発音・・・正確でなくても問題ありません。発音は第一言語に大きく影響されますが、日本人の発音がとりわけ大きな特徴が出るわけではありません。
沈黙・・・日本語でもドイツ語でも、会話をしているときに沈黙することはあるので問題はありません。気になる場合は自分の趣味や好きなことについて話せるようにしておくといいでしょう。
単語量・・・単語量はなくてはならないものですが、語彙が少ないからと言ってコミュニケーションができないわけではありません。知らない単語を説明できるようにしておけば相手に伝えることができます。
意識②:「成長している自分」を意識する
意識すること2つ目は、「成長している自分」を意識することです。
ドイツ語で会話をするときに、自分が直近で勉強した単語を必ず使うチャレンジをしましょう。
語彙力は独学で伸ばせますが、実際に使ったときに言い回しがおかしい場合がよくあります。意味が同じでも使う場面が違う言葉は山のようにありますからね。
間違った使い方を独学で行うより、たくさん間違えて効率よくものにしましょう。
そして、ドイツ人の話し方をマネしてみましょう。
ドイツ語を母語として話している人があなたにとってお手本でありゴールです。その人がよく使う言葉や反応、しぐさに注目し、マネをしてみることでドイツ語上達につながります。
聞きなれない単語を逃さないことも上達のコツです。
会話の中で聞きなれない単語に必ず遭います。意味を聞き返すことで印象に残り、次に聞いたときに覚えやすくなります。
成長する意識をもって会話を続けると、ドイツ語での会話力が格段に上達していきますよ。
意識③:「インプットだけ」で終わらせない
ドイツ語を話す能力を上達させるには、アウトプットが重要な役割を果たします。
ドイツ語を学ぶ(インプット)→ドイツ語を使う(アウトプット)
インプットだけでなく、自分で話して練習することが必要です。
以下では、ドイツ語を話す機会を増やす方法、発音の問題と解決策、そしてネイティブスピーカーとの会話を通じて上達する方法について詳しく説明します。
【アクティブラーニング:ドイツ語を話す機会を増やす方法】
ドイツ語を話す機会を増やすことは、アクティブラーニングの重要な要素です。
アクティブラーニングとは?
具体的には、ドイツ語を話せる友人と一緒に会話することが有効です。また、ドイツ語を話すグループやクラブに参加することもおすすめ。さらに、ドイツ語を話すオンラインコミュニティに参加して、他の学習者やネイティブスピーカーと交流することもできます。
ドイツ語を話す機会を増やす方法
- ドイツ語を話すオンラインコミュニティに参加する
- 日独交流会などに参加する
- HelloTalkを利用する(無料)
【発音の重要性:ドイツ語を話す上での発音の問題と解決策】
ドイツ語の発音は、日本語とは大きく異なります。
LとR、MとN、BとWなど、日本語では意識して区別していない発音があったり、Ä、Ö、Üというウムラウトという特殊な発音もあるんですね。
そのため、ある程度正しい発音を習得することが重要です。
発音の練習には、ドイツ語の音声教材や発音指導の動画を活用することがおすすめです。また、ネイティブスピーカーとの会話を通じて、自分の発音を修正することも有効。
発音ができなくて会話が不安と感じる場合もあるかもしれませんが、その点は問題ありません。
なぜなら、発音の癖があるのは日本だけではないからです。
僕の実体験ですが、ドイツ語学校に通っていたころ様々な人種と出会い、「え、これで通じるの?」って思うくらい強い癖で話す人も大勢いましたが問題なく会話をしていました。
意識するところは意識するといった具合でいいので、自信を持って話すようにしましょう!
【ネイティブスピーカーとの会話:ドイツ語を話す人との会話を通じて上達する方法】
ドイツ語を話す人との会話は、ドイツ語学習において非常に重要な要素です。
なぜ重要なのか?
ネイティブスピーカーと話すことで、自然な表現やリアルなコミュニケーションスキルを身につけることができるからです。例えば、あいづち、共感、考えているというしぐさなど。
これは会話の中ではとても大切な要素です。
会話の最中、相手があいづちや共感をあらわさなかったらどう思いますか?「この人は話をきいているのだろうか?」「興味がないのかな?」と思ってしまいますよね。
語彙力や理解力と並んで、自然な表現やリアルなコミュニケーションスキルというのはとっても重要です。
ネイティブスピーカーとの会話の機会は、オンライン会話パートナーや語学交換サイト、ドイツ語の勉強会や語学学校などから見つけることができます。
まとめ
会話力を上達させる3つの意識
- 意識①:「意味が伝わらない恐怖」を捨てる
- 意識②:「成長している自分」を意識する
- 意識③:「インプットだけ」で終わらない
この3つの意識を頭にいれておくと、ドイツ語の勉強に役立ちます。
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