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【ドイツ語 B2】語学学校で5か月集中的に勉強した結果は?長期滞在なら獲得しておくべきレベル

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ドイツに移住する多くの人は、まず仕事探しを優先する傾向にあります。

しかし、お金を稼がなければ生活ができないのはもちろんですが、仕事よりもまずは語学を優先することが何よりも大切です。

私は2014年にドイツに移住してきたのですが、9年目になって改めてドイツ語の重要性に気が付きました。

今までは、独学と話す努力を続けてきたのでドイツ語でコミュニケーションは取れていましたが、職を変え新たな業種にチャレンジした際に自分のドイツ語力が全然通用しませんでした。

そこで一旦仕事を辞めてドイツ語学校で勉強しなおしたところ、5か月で語学力が大きくレベルアップ。

何よりドイツ語を集中して学んだという実績が自身につながります。

もし私が9年前に戻れたとしたら(こんなに長く住むと分かっていたら)、間違いなくドイツ語を集中的に勉強します。

ドイツ語B2レベルは持っておくべき目安と考えていいでしょう。

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なぜB2レベルが持っておくべき目安となる?

ドイツのジョブセンターの職員の方に状況を聞いたところ、仕事探しに来る日本人の多くが持っている問題は語学力だそうです。

ドイツ語ができないがために、仕事を探すのが困難な状況が多い。

ドイツ語のB2レベルを持っていると、Ausbildug(職業訓練)やUmschulung(再訓練)を始めやすいメリットがあるし、より仕事を探しやすくなります。

もし失業手当を受けられる場合、次の仕事を焦って探す前に一度ドイツ語を勉強しなおすことをおすすめします。

仕事の為のドイツ語(DTB)

Deutsch-Tests für den Beruf(仕事の為のドイツ語)

telc – DTB Spezial

私はジョブセンターからDTBのB2コースを薦められたので約400時間の集中コースを受講しました。

(11月~3月まで)

学習内容はとにかく仕事で使うようなものばかりで、ドイツで仕事をする人にとってはかなり役に立つものを学べます。

学習内容は仕事向けですが、しっかりと新しい文法や慣用句といった高度なドイツ語も学習します。

悪い点は、教科書の課によっては必要のない内容があります。「仕事向け」ということから例えば、医者の専門用語であったり議事録の書き方、留守番電話の伝言の書き取りなどです。

もしオフィスで働くのであればいろいろと実際に使える内容を多く学べるかもしれませんね。

試験内容

ドイツ語学校の教員の方によると、2022年4月ごろに試験内容が大きく変更されたらしくより難しくなったそうです。

試験は大きく分けて「Lesen」「Hören」「Schreiben」「Sprechen」の4カテゴリーに分かれています。

Lesen

  • Teil1:質問者の答えに最も適しているコメントを選ぶ(短文)
  • Teil2:新入社員向けの冊子の内容理解
  • Teil3:質問者の答えに最も適しているコメントを選ぶ(長文)
  • Teil4:議事録の内容理解

Hören

  • Teil 1:対話の理解
  • Teil 2:会議で話される内容の理解
  • Teil 3:対話に最も適切な答えを選択
  • Teil 4:留守電の内容理解
  • Notiz:留守電メッセージの書き取り

Schreiben

  • クレームメールの返答
  • 会社の新たな決まり事への自身の意見を記述

Sprechen

  • Teil 1:8つのテーマのうち1つを説明する(2分)
  • Teil 2:スモールトーク(90秒)
  • Teil 3:職場で起きた問題の解決(4分)

ドイツ語コース受講後聞き取り能力が向上

これは個人差がもちろん生まれますが、私の場合聞き取り能力がかなり向上したと感じています。

もともと文法や筆記はそこそこできていたのですが、5か月ドイツ語をしっかり学んだことでニュースや映画を観ると以前より内容が理解できるようになりました。

試験対策の為に聞き取りテストを数多くこなしてきたのが大きな助けになったと思います。

文章作成でも多くのことを学べました。

以前、ドイツの貿易関係の会社で働いていた時にクレームの返信なども行っていたのですが、よくあの内容で問題が起こらなかったなと今思えば肝を冷やします。

ちなみにB2のレベルはなかなか難しく、ドイツ人の知り合いに聞いても答えが五分五分のものやしっかり読まないと答えが導き出せない内容もあるようです。

ドイツで生活するならドイツ語が最優先です

「ドイツで生活するならドイツ語が最優先です」

9年間なんとなく厳かにしていた身としては、これは絶対だなと思います。

中途半端に喋れてしまう人に起こりがちなのが、間違った文法に慣れてしまうこと。

私も日常での会話で間違ったドイツ語を使ってしまいます。

「あ、間違えた」と思っても理解はされるわけで、相手がいつも文法を訂正してくれるわけではありませんし、ましてや自分では気が付かない間違えなんてそれ以上にたくさんあります。

できることなら、ドイツで長く過ごすと分かった時点でまずはドイツ語に力を入れるべきです。

焦って常に仕事を続ける状態を維持するより、一度立ち止まって自分のドイツ語を学びなおすという決断をしてみましょう。

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